47、反張膝で膝痛や腰痛が起こる原因
①膝痛や腰痛が起こる
反張膝になると膝が反った状態が続きます。それにより、反った膝は体重を支えるために大きな負担がかかります。
反張膝の原因としては、膝の下肢の筋肉が弱く支えきれなくなるのが多いです。
そのため、反張膝になると下腿三頭筋(ふくらはぎ)が張ってしまいます。
すると、ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)にもストレスがかかってしまいます。
その結果、体の後ろの筋肉ばかり張ってしまい骨盤は、前傾します。
そのバランスを取るため、腰は反ってしまい腰痛になるのです。
その腰痛を楽にしようとすると猫背になる場合があります。
しかし、若い女性は腰痛や膝痛は出にくいですがO脚のようになってしまい歩行困難になることもあります。
②ふくらはぎや膝の裏が疲れやすい
反張膝になると、ふくらはぎの筋肉が伸ばされるため、ふくらはぎが疲れやすくなります。
その状態が続いてしまうと膝裏のコリに繋がります。
③下半身がむくみやすい
ふくらはぎや膝裏のコリは、下半身の血管やリンパを圧迫し血流やリンパの流れを悪くします。
その結果、体の水分が下半身に溜まってしまいむくみやすくなるのです。
④猫背になる
反張膝が原因で、反り腰・猫背になり、痛みの原因にもなります
反張膝は、骨盤に影響を与えます。 すると、それを補うために腰は反り、それを補おうとするため背中が曲がる場合が多くあります。
猫背の方は意外にも、骨盤や膝関節に問題がある場合も多いのです。
しかし逆に、姿勢を治そうと頑張りすぎると骨盤が前傾(反り腰)するので膝が過伸展してしまうので注意が必要です。骨盤前傾は腰痛の原因になります。
⑤歩くとすぐに疲れる
ふくらはぎの張りや腰の緊張が強いため長時間歩くと疲れやすいです。
疲れてくると膝をピンと伸ばしながら歩いてしまうので膝周辺の骨が歪んでしまいます。
また、下半身の血流も悪いので老廃物が溜まりやすく疲労回復も遅くなります。
⑥将来O脚やガニ股になる
O脚やがに股の原因は、実は股関節にも問題があるのです。
膝が反ると股関節と膝関節は自然に内側にねじれてきます。
すると最初は後方に反っていた膝が股関節のねじれによって徐々に外側の反りへと変形していきます。
そうなることによりO脚になっていきます。
他にも見た目の印象、怪我がしやすくなるなどたくさんのデメリットが挙げられます。
改善すべき理由
姿勢改善 & ダイエット効果
反張膝になることで、骨盤が前傾し、全身に歪みが派生します。反り腰、猫背、腰痛、肩こり、首痛、膝痛の原因になります。
逆に、反張膝を改善出来れば、それらの症状も改善され、姿勢も改善されます。
姿勢が改善されることで、見た目の印象がかなり変わります。
コリが改善されむくみにくくなったり、リンパの流れがよくなり痩せやすい体になります。