9、火事と警報器と身体の痛み
例えば、火事になって警報器がなっているとします。
この時、警報器を止めても、火事は消えません。
これと同じことが、身体の歪みと痛みや不快感等のの関係にも言えます。
身体のある箇所に痛みが出ている時は、身体のどこかが歪んでいて、その歪みを助けて欲しいという”警報”が鳴動しているのです。
そこで、痛みを取り除こうとして、痛みのある箇所をどうにかしようとする事は、警報器の音を止めようとしているだけで、元々の原因は何も修正されないのです。
薬を飲んだり、湿布を貼ったり、サポーターをしたりするのも同じで、痛みや不快感に蓋をして見えなくするだけなのです。肝心の原因は何も解決されていません。
しかし、大元の原因の歪みを改善すれば、警報を鳴らす意味がなくなるので、痛みのアラームは全て消えていきます。
物体と影とも似ています。
痛みや不快感は、影です。影を写しているのは物体です。
影を消そうとするなら、物体を消さないと、絶対に消えないのです。
痛みや不快感等を取り除きたいなら、その原因となっている歪みの改善が必要です。