8、歪みの原因とてあてやの治療法
<歪みの原因とてあてやの治療法と考え方>
軽い怪我と思われがちな、突き指や足首の捻挫ですが、このような身体の末端の小さな怪我が身体全体に影響を及ぼすこともあります。
過去に足首を捻挫したけど、放っておいたら痛みが取れたからそのままにしていた、ということありませんか?
実は、今腰痛や肩痛をお持ちの人によくある話です。
建物と同じで、土台がしっかりとしていなければ、上にある建物が安定しないのです。
身体も同じです。足は身体の土台です。
その土台の角度が少しでもずれると、頭の位置はかなりずれます。極端な場合は、倒れるます。それを防ぐ為に、身体の様々な場所で、前に、後ろに、右に、左に、バランスを取ろうとします。それが歪みです。
小さな歪みも連動して、体全体に広がります。
身体はすぐに反応します。不都合な状態を素早くカバーする様に他の箇所でバランスを取ります。
Aが歪んだら、Bがバランスを取り、CもAとBのバランスをとります。体全体でそれが繰り返されます。
そして、身体の弱い部分に痛みとして現れます。
ですから、痛い部分を治療するだけではすぐに元に戻ったりするのはその為です。
新しい歪みではなく、大元の歪みを見つけて改善しなければなりません。
例えば、肩痛でお困りの人は、足首や膝等の下半身の歪みの影響を受けて、長い間かけて’遠い箇所’の首や肩に痛みを影響している可能性があります。
ですから、首や肩の痛みをなんとかしようと、首や肩を治療しても、その原因は足首他の歪みですから、良い結果には繋がらないはずです。
様々な筋肉や関節が関係している為、根本的な原因箇所を特定して、それを治療することで、身体は劇的に変わっていきます。
ただし、脳が長い間間違った身体の状態をインプットしている為、根気よく治療することが必要です。