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49、【水と健康】硬水はどの様に良いのか?

更新日:2022年12月4日

「硬水は本当に健康に良いの?」

硬水は体に良いと聞くけど、どの様に良くて、どんな効果が得られるのかわからずに最初の一歩を踏み出せないでいる人が多いです。

しかも、ほとんどが海外からの輸入品だから敷居が高く感じる人も多いです。

この記事では、軟水との違い、硬水の効能、種類、選び方、安い硬水7選等でわかりやすく解説しています。

この記事を読み終える頃には、硬水について試してみたくなるでしょう。

硬水とは

硬水とは、カルシウムやマグネシウムの金属イオン含有量が多い水のこと。逆に、その含有量が少ないのが軟水。

厚生労働省では,その量が60mg/L以下の水を軟水、60~120mg/Lを中硬水、120~180mg/Lを硬水、180mg/L以上を超硬水と定義している。

日本では関東地方の一部や南西諸島以外、ほとんどの地域の水は軟水が多い。

軟水との違い

軟水と硬水の一番の違いは、口当たりだろう。水に含まれるミネラルやマグネシウムの含有量が違うため、軟水は口当たりが柔らかく、飲みやすい。一方、硬水は癖、口当たりが強い。

料理に軟水を使う場合が多いが、肉の煮込みでは、灰汁抜きをし、肉を柔らかくする事ができる。パスタを茹でる際も、塩を入れずにアルデンテに仕上げられたり、ジャガイモを煮崩れを少なくすることができる。

コーヒーでは、軟水と硬水では香りや味わいが違ってくる。硬水が合うのは、深煎りのエスプレッソで、苦味や渋みが少なくまろやかさとコクを楽しめる。また、緑茶は軟水に合うと考えられてきたが、硬水で煎れたものの方が旨みが強いという研究もあり、硬水についての考え方が変わってきている。

硬水の効能

硬水の大きなメリットは、カルシウム、マグネシウム、ミネラルを水分として摂取できる点です。ほとんどの日本人はマグネシウム不足です。マグネシウムは、神経、脳、筋肉の機能促進させる働きがあります。高血圧抑制、心疾患予防、糖尿病予防、精神安定等に繋がります。それほど重要なマグネシウムが豊富に含まれるのが硬水です。

その他には便秘改善、代謝促進、骨粗鬆症予防が期待できます。

硬水に多く含まれる「マグネシウム」には、便を軟らかくする作用があり、便秘改善につながります。

マグネシウムは体内で吸収されにくく、水を集めやすい物質に変化し、腸の内容物が水分でふくらむことも腸管の刺激となり、お通じに繋がります。

便秘が改善された=腸内環境が整う ということで、栄養素の吸収がスムーズに行われるようになり、代謝の促進に繋がります。

腸内環境が整い、栄養吸収がスムーズになると、肌に栄養が届くようになり、美肌に繋がるのも期待できます。

硬水に含まれるマグネシウムやカルシウムは骨の健康維持に役立ち、骨粗鬆症予防になります。

硬水の味や特徴

硬水の特徴は、ミネラル、マグネシウム、カルシウム等が豊富に含まれていることです。その為、独特の苦味や風味があり、飲みにくさを感じる人もいるでしょう。

硬水に含まれるマグネシウムの作用で、便の水分が増えると、お腹が緩くなる事があるので注意が必要です。

基礎代謝向上、腸内環境改善等健康促進する効果が期待できるので、アスリートや健康志向の人におすすめです。

また、運動が嫌い、インドア派の人にもおすすめです。運動をしなくても硬水を摂取することで腸の働きが活発になり、身体の中から変える事が期待できます。

硬水の選び方

目的によって硬水の選び方が変わってきます。初心者向けなら、硬度がそれほど高くないものが飲みやすいです。ダイエット向けなら、ミネラルやマグネシウム豊富なものを少しずつ摂取するのが良いでしょう。また、炭酸の有無でも口当たりは変わります。

硬度で選ぶ

硬度で選ぶなら、コントレックス(フランス産)が有名。硬度1468mg/l、500mlあたりカルシウムを234mg、マグネシウムを37mg含まれる、硬水の中でも特に硬度が高い。硬度が高い分、口当たりに癖があります。

国産の硬水で選ぶなら、硬度約1000mg/lの赤穂化成 海の深海水 天海の水。高知県室戸の海洋深層水を原料とし、500mlあたりカルシウムを35.5mg、マグネシウムを100mgと、ミネラルを豊富に含んでいます。

もし硬度が高く飲みにくいと感じたら、硬水の炭酸水もあるのでそちらもチェックしてみてください。

マグネシウム含有量で選ぶ

マグネシウム含有量で選ぶなら、エンジンガー・ミネラルハイルクエレン(ドイツ産)。硬水炭酸水で、スポーツ中のミネラル補給に適しています。硬度1828mg/Lで、100mlあたりカルシウムを52.8mg、マグネシウムを12.4mg含んでいます。

国産の硬水では、温泉県大分の長湯温泉の炭酸泉を使用した硬水、長湯温泉 マグナマグナ1800。硬度は900mg/Lで、1000mlあたりカルシウムは13mgと少なめですが、マグネシウムが210mg含まれています。硬度の高さがちょうどいい、丸みのある口当たりで飲みやすい硬水です。

値段で選ぶ

硬水は海外からの輸入品が多く、為替レート等で値段が変動しがちです。比較的手に入れやすいコントレックスも、値段が変動します。

ただ、海外のものもまとめ買いをすることで、1本あたりの値段が安くなることもあり、経済的にお得に購入可能です。サイトによっては、まとめ買いで送料無料になることもあります。

まとめ買いは硬水初心者にはハードルが高いかもしれません。まずは1本ずつ試して、自分に合ったものや、好みがわかってからまとめ買いが良いでしょう。

安い硬水7選

・コントレックス(フランス)便秘解消効果も抜群とダイエット目的でリピート購入される方も多く、美容実績もあり。

・ペリエ(南フランス)天然炭酸水です。南フランスの深さ約5000mの地中の地殻変動により誕生した。

・エビアン(フランス)コンビニやスーパーで気軽に購入できる、飲みやすく感じる口当たりの硬水。

・ソラン・デ・カブラス(スペイン)おしゃれなボトルで、口当たりがいい硬水。

・シリカシリカ(霧島)九州南部の霧島連山が厳選の硬水ミネラルウォーター。炭酸水素イオンやバナジウムなどが豊富に含まれています。

・ゲロルシュタイナー(ドイツ)硬度1310㎎/Lと高硬度を誇る天然炭酸水。

・ヴィッテル(フランス)カルシウム・マグネシウムも豊富に含まれておりスポーツ後の水分補給に最適。日本人向け。


硬水は軟水と比較すると、ミネラル、マグネシウム、カルシウムのがん油量が豊富で、運動時の水分補給や、高血圧・心疾患・糖尿病等の予防、便秘改善・代謝促進・美肌等の美容にも効果的です。

硬水を飲むメリットは多いです。

一方で、慣れていない人が急に硬度の高い、ミネラルを多く含んだ水を飲むと胃に負担がかかる事があります。硬水を選ぶ際には硬度の低めのものから徐々に体を慣らすのが良いかもしれません。


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